美少女戦士セーラームーンが、英国BBCで実写ドラマ化されるそうです。

たまたま、スロヴェニアのネット友達とチャットをしていて https://www.theguardian.com/tv-and-radio/2025/mar/28/bbc-produces-the-remake-of-sailor-moon-live-action を紹介してもらって知ったニュースなのですが、BBCが、セーラームーンの英国公演 Pretty Guardian Sailor Moon: The Super Live | London 2025 が好評なのを見て、セーラームーンの英国版リメイクを作る事にしたそうです。
舞台となる学校は、セント・ポール・ガールズ・スクールという、パブリックスクールである女子校になり、最初の英語版へのオマージュを込めて、月野うさぎがセリーナ・ツキノという日英ハーフの設定のキャラだったり、水野亜美が、エイミー・アンダースンというキャラ名でイングランド人が演じたりするそうです。また、セーラーマーズをアイルランド人の女優が演じたり、セーラージュピターを、スロヴェニア人の女優がやったり、セーラーヴィーナスを、パレスチナ系の女優がやったりと、多様性にも配慮してあるそうです。

”ハピネスチャージ・プリキュア!”、諜報戦に光を当てた新感覚のプリキュア

ハピネスチャージ・プリキュア!(東映公式/朝日放送公式)第1話を見ました。

見る前に検索して見つけた10周年プリキュアは魔女っ子で「東映魂」。「ハピネスチャージプリキュア!」記者会見レポによると、

コンセプトは「自分の物の見方しだい、自分のありようで幸せをつかみとる!」。 今回メインの一つになっているのは「オシャレ」。確かに最近の女の子、小さい頃からオシャレにこだわりを持っている(オシャレをテーマにした『わがままファッションガールズモード』などのゲームも大ヒットしている)。 戦いの途中でプリキュアがバレリーナに変わるといったフォームチェンジ要素や、イケメン二人との淡い恋愛要素もある。ここ数年のプリキュアとはちょっと違うイメージだ(ガッツリした恋愛要素は『YES!プリキュア5』ぶりじゃないかな?)。 プリキュアに変身する前でも、特殊なコスチューム(探偵服や忍者服など)を着ることで特殊能力を使う展開もあるのだとか。

などという話がありますが、実際に見ると聞くでは大違いで、キュアプリンセスが、コスチュームを変えて変装して幻影帝国の内通者と情報交換している場面があったり、その逆に、幻影帝国の人間がプリキュア側から情報を得ている描写があったり、キュアフォーチュンのパートナー妖精リボンがプリキュア側の内通者探しや幻影帝国側の不満分子を寝返らせる画策をしていたり、また、普通の警察が対応できない緊急事態に自衛隊が出動して、公安が影で動いていたりと、これまでのプリキュアの単なる悪党退治からは一線を画して、国際政治・軍事・諜報(エスピオナージ)に光を当てつつ、女児向けエンターテインメントにするという、エスピオナージ・プリキュアとでも呼ぶべき挑戦的なシリーズになりそうです。

名探偵コナン 絶海の探偵ー大人も一緒に楽しめる本格スパイ物の名探偵コナン

昨日、名探偵コナン 絶海の探偵の先行上映に行って来ました。って、これは嘘記事です。きつね新聞オリジナル記事第1号!

名探偵コナン 絶海の探偵 ポスター

今回、イージス艦上にいるスパイによる殺人ではある意味当然なのですが、海上自衛隊警務隊・海上保安庁だけでなく、テロ事件と見られていた天空の難破船や沈黙の15分にも出て来なかった公安が出てきて(正確には、京都府警警備部外事課・大阪府警外事課)、本格的な諜報戦を繰り広げている(ように見える)のが印象的でした。

中核派のテロリストをモサドの諜報員が殺害して、目暮警部ら刑事部の刑事が捜査しようとするのを、公安が圧力をかけて妨害して逃したりと、パレスチナ支援活動と中核派テロリストとのつながりが解説されていたり、イスラエルが、地中海の一番奥になる関係で、スペインのイージス艦の情報が日本から漏れるのを恐れている事が説明されたり(私はこの話を”公安特命捜査 警視庁情報官2”濱嘉之著で知った…)、平和活動家と中国の繋がりが示唆されたりと、全く子供向けとは思えない本格的な内容でした。

これまでの名探偵コナンではちょっと考えられない、結構キツイ内容でしたが、中国の侵略とか沖縄へのオスプレイ配備問題など、戦争や平和・プロ市民の問題についてきちんと教育してくれるので、子供に是非見て欲しい映画です。

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